ポール・ブレイ・トリオ初期の傑作

ヴァーチュオーシ/VIRTUOSI

64年のいわゆる「ジャズの十月革命」に参加したブレイは、65年録音の『バラージュ』(ESP)などでトリオ・ミュージックの可能性を独自な形で模索していく。ピアノ演奏をベースとドラムがバックアップしたり、スウイング感に重きを置いたりすることやめ、いつでも思いつくままに“3者”で音楽を作り上げる手法を選ぶ。そのために優れた感性を持つ共演者が必要だが、ポールは共演者選びにもその才を発揮し、三人の共通言語を用いて音楽会話を見事なまでにこの作品で聴かせてくれる。
ポール・ブレイ・トリオ初期の傑作が復活。

KMCJ-1003/¥2,500(税別)/11月22日発売
◆1967年録音
ポール・ブレイ(ピアノ)ゲイリー・ピーコック(ベース)バリー・アルトシュル(ドラムス)
(収録曲)
1.Butterfulies 2.Gary